ビジネスフォン(ビジネスホン)を使用する上で、主装置は最も重要な機器の一つです。
では、ビジネスフォンを導入する場合に、主装置はどの程度の金額で購入できるでしょうか?

重要性の高い機器ということもあり、ビジネスフォン主装置は決して安い機器ではありません。故障時の交換品を除き、主装置は基本的には単品で飼うものではなく、ビジネスフォン一式として購入する機会が多くなります。導入する台数や状況によって、金額の相場も変わります。

今回の記事を参考に導入の検討材料にしていただけたら幸いです。

▶目次

1、ビジネスフォン主装置の購入方法

ビジネスフォン主装置の購入方法と価格の目安とは
ビジネスフォン主装置の購入方法について解説します。

新品or中古

ビジネスフォン電話機子機と同様、主装置も新品と中古品両方が販売されています。
一式セットでの購入になることが多いですが、中古品でそろえると新品の3分の1~5分の1で機器を一式そろえられます。

比較的新しく状態の良いものを選べば、機能的にもそれほど遜色ないものを中古でそろえることも可能です。

ただし、主装置の場合には特に耐用年数に注意しましょう。ビジネスフォンの法定耐用年数は6年とされています。法定耐用年数を超えても、故障していなければ使用し続けること自体問題ありませんが、主装置の場合には万が一、故障してしまった場合にオフィスのビジネスホンが一斉にストップしてしまう可能性があります。

したがって、故障のリスクを踏まえたうえで、費用を比較検討する必要があります。

また、新品の場合、買い取りをするケースとリース契約を結ぶケースがあります。リース契約を結ぶ場合には、導入コストは大きく軽減することができますが、月々のリース金額が発生すること、中途の解約ができないことが注意点です。

工事費用

ビジネスフォンを導入する場合には、それに伴って工事費用も発生します。
一般的に、ビジネスホンを購入する際には、主装置、ビジネスフォン子機、ケーブル類やhubなどの備品台、工事費などをすべてひっくるめて見積書が提示されます。

2、主装置の価格の目安

ビジネスフォン主装置の購入方法と価格の目安とは
ビジネスホンの主装置の価格について解説します。

主装置の費用の目安

主装置のサイズや設置状況によって費用はまちまちですので、一概には言えません。

小規模の中古品であれば、利用年数などにこだわらなければ1万円を下回るものからありますが、今後ビジネスフォンを使用する期間、将来的な成長も含めたビジネスホンの使用台数、必要とする機能などを踏まえて総合的に判断しましょう。

極端な例では「主装置 無料販売」をうたっている広告なども見かけますが、こうしたケースには複合機の購入など条件が設定されている場合があります。あるいは、主装置自体がかなり型落ちのものや利用年数が経過したものである場合もあります。

新品主装置の費用の目安は、小規模~中規模のもので20万円~というのが相場です。ただし、上述の通り、一概には言えませんので、複数のビジネスフォン販売業者に見積もりを依頼して価格を比較検討すると目安になるでしょう。

価格を考える際には中・長期的に

ビジネスフォンの導入時には、抑え得られる費用は少しでも抑えたいのが本音かと思います。
しかしながら、ビジネスフォンは導入時に費用を抑えようとしたことにより将来的に発生する工事費用が高くついてしまう場合があります。
例えば、以下の事例です。

  • 将来的な拡張性を考慮せずに主装置を購入した場合
  • 主装置には、接続可能な台数が決まっているので、キャパシティをオーバーした場合には主装置を交換するか主装置を追加購入する必要があります。導入時に、主装置の空きポートがない状態で購入してしまうと、いざ業務を拡張したいときにビジネスフォンを思いのままに増やすことができなくなります。場合によって、業務拡張のための主装置の機器価格や工事費用が、余分にかかることがあります。

  • リース契約の場合
  • リース契約をした場合に、イニシャルコストが軽減できるので、ビジネスフォン主装置の導入価格の負担が安くなったような錯覚を受けます。
    しかしながら、リース契約にはリース提供会社の保守サービスなども含んでおり、リース期間すべて契約した場合には新品購入した場合よりも支払額が多くなる可能性があります。

3、まとめ

この記事では、ビジネスホン(ビジネスフォン)の主装置価格について解説しました。
主装置は機能的にもビジネスフォンの最も重要な部分を担っていますが、価格の面でも「主装置の価格=ビジネスフォン導入の価格」といわれるほど大きな割合を占めています。

新品購入だけではなく、リース契約や中古品購入など自社にあった購入方法での導入を検討しましょう。

ビジネスフォン主装置の価格には、工事費用なども含めて一括で提示されるケースが多いので、価格の総額に加えてビジネスフォンの性能や担当者の方の信頼感、知識、工事実績などを踏まえて総合的に納得できる業者に依頼を行いましょう。